蓮花池公園は、外側が公園らしくなくてびっくりしましたが、玉淵潭公園は、どの門前も、外側から既に公園のようで、ゆったりとしています。 玉淵潭公園には、日中国交回復を記念して、田中角栄が贈った桜の木を中心とした、桜桃園があります。 この公園のもう一つの売り物は、大きな池です。 この池は、公園の名の通り、玉淵潭と言いますが、どこでどう区切るのか、一部を八一湖と言い、そこから遊覧船が出て、北の頤和園まで1時間ほどの船旅が楽しめます。 因みに、このショッピングモールは、東洋一とかで、大きな商場が多い北京でも、一際大きなものです。規模も大きいのですが、売っている物のお値段も高級です。 さて、船は、ショッピングモールを左手に見て、更に北北西へ進むと、間もなく、頤和園の南門に着きます。頤和園の入場料込みのチッケットですと、門を入って頤和園の池まで船で入れます。とは言っても、門を入ればすぐ船着場ですから降りなければなりませんが……。入場料の含まれていないチケットだと、南門の外で降ります。この門は、頤和園の裏門のようなものですから、ここから正門の方へ回るには、頤和園の外壁に沿って歩かなければなりません。頤和園の見学をしないのなら、南門の前に停留所があり、途中まで船のルートを戻って行く374路バスに乗って帰るのが良いでしょう。 頤和園南門の一つ手前のバス停は、六郎庄西口というのですが、3年ほど前に一度間違えて降りて、一停留所分歩いたことがありました。左に水路を見ながら歩くと、右側にはごく浅くて幅広い溝があって、溝の脇は、幅20メートル程にわたって、雑木林のようになって、道に沿っています。雑木林と言っても、木々は、背の高い立派な街路樹が多くて、その木立の間から、時々、広々として、ゴルフ場のようにグリーンで覆われたなだらかな起伏と、玉石を浅く敷き詰めた、人工のせせらぎのような水路が見えました。暫く行くと、自然を生かした釣堀があって、多くの人が釣り糸を垂れていました。キャンプ場の案内があったりして、人々の野外活動の中心のようでした。これが、万柳公園の西の端で、なかなか素敵な公園のように見えましたが、入ってみる時間はありませんでした。 公園の外側の道は、3年前でさえ、右側に車がびっしり駐車して、定期バスが走りにくそうでした。今では、きっと道路の拡幅工事をして、雰囲気が随分変わっていることでしょう。公園の周りにあった林のような木立はどうなったでしょうか。 当時の道端は埃っぽくて、ごみもいっぱい捨ててあって、決して綺麗ではありませんでしたが、ごみさえなくなれば、高原の道のような雰囲気があって、なかなか捨てがたいものでした。 皆さんは、変わり行く北京がお好きですか? |